mistake

僕がひとりで不幸になったつもりでしていたいくつかのことが、
本当に傷つけてはいけない人を傷つけ、
心配させてはいけない人を心配させてしまっていたことに気付いた。
今は幸せだとはとても言えないけれども、不幸ではないのかもしれない。
だけど、僕がその人たちを不幸にしてしまうなら、
それは、絶対に、不幸だ。
今は自分がなんのために生きているのかがわからないけれども、
その理由を自分の中に見出せないけれども、
その人たちを心配させないように、安心させてあげられるように
生きようと思う。
人に望まれるから生きる、とはなんとも情けない生き方かもしれない。
けれども、なんにもないよりはずっと、ずっと、ずっと、
いい人生だと思う。
あれだけ大切に思われているのに、必要とされているのに、
それを無視して生きる(あるいは生きない)なんて、
傲慢だ。罪だ。



僕はこれまでずっとまっすぐに生きてきたとは思わない。
中学のころまではたいへんひねくれていたと思う。
高校のころもまだ目が覚めていなかっただろう。
でも、いつからか、僕は誠実に生きようと思い、
それから、自分なりに、誠実に生きようとしてきたと思う。
もちろん、それがすべてうまく伝わったとは思わないし、
そうできなかったことも多かったと思う。
でも、そうしようと思って生きてきた。
でも今回、どうしても、どうしても耐えられないことがあって、
どうしようもなくて、自分を信じられなくなった。
この生き方は間違いだったのかもしれないと思うようになった。
またひねくれて生きなければならないと思った。昔のように。
何も信じず、深入りせず。
そうしても生きていけるように、僕は生まれついたのだと思った。
これからは、僕ではなく、僕のできることだけが必要とされ、
それを社会に役立てることだけが僕の使命なのだと思った。
でも、違った。違いました。僕はアホでした。
今の、今までのあんたでいいんやでって、そういてほしいって、
面と向かって直接言われたのははじめてかもしれない。
死ぬほどうれしかったです。ほんとに。
間違いじゃなかった。
生きててよかったと思いました。
生きててもいいんやって思いました。












ごはんを食べよっと。














今日の一曲


山崎まさよしの「One more time,One more chance」。
祈ることは、罪じゃないと信じてる。